更新日 2020年6月12日
以前、中学生の女の子から介護タクシーについて問い合わせがありました。
『おとうさんが車イスを使っているのですが、パインズホテルまで送り迎えできますか。』
女の子からの問い合わせだったので、少しだけ事情を聴いてみると、
『来週の土曜日がおとうさんの誕生日で、お昼にパインズホテルで食事をしたいんです。』
『一緒に住んでるおばあちゃんが介護タクシーのことを教えてくれたから』
「偉いね。いい誕生日になるようにお手伝いしますよ!」
と声を掛け、片道30分以内で往復の金額6,600円を告げて、予約を受けました。
誕生日の当日運転手に、車いす1台と家族4人であること、女の子のおとうさんへ
の思いを伝えると、「いい子だねぇ。うちの子に教えてやりたいよ」と一言。
そして迎えに出て行きました。
送り迎えを終えた運転手が話してくれました。
「最初に家に行ったときは、静かなご家族だったんだけど、
帰りはにぎやかで、おとうさんが食事中の話をしてくれて、
久しぶりの酒は旨かった~て、言ってた。」
「2か月前に事故で両足だって、リハビリ始めたらしい、
事故とは別にお酒を控えるように言われてて、今回、娘さんが
先生に聞いたら、少しならOKだって・・・」
「いい娘さんですね、娘さんも何年すれば呑めるようになりますから
楽しみじゃないですか。2つのリハビリ頑張ってください。
声掛けたら、今日はありがとうございますと言ってくれたよ。」
介護タクシーは嬉しい事、楽しい事ばかりではないですが、何かしらドラマが
あったりします。
ご利用者さまが、ご家族や友人たちと、想い出作りの一助となって
『ありがとう』を言っていただけるのは、本当にやりがいを感じる仕事です。
これからも、㈱セイリョウは「親切・丁寧・思いやりの心」をモットーに、
お客様にサービスを提供させていただきます。