更新日 2020年6月12日
ここ数年、御朱印集めが大いに流行り、著名な神社仏閣は御朱印を貰う人で長い行列ができ、記念の御朱印ともなると1時間2時間待ちになることもあるくらいで、御朱印帳の冊数を自慢している人も多くみられます。車イスで御朱印集めをされている方も見かけます。いつの間にか御朱印集めが楽しくなって、2冊目、3冊目と増えていきます。
◆本来、御朱印とは何でしょう?
御朱印は、むかしお寺で写経(仏教の経典を書写すること)を奉納したあかしとしていただく証書で、お寺とご本尊の名前と、当日の日付を入れた半紙に朱で押印したもので、「御朱印」と呼ばれてきました。現代では写経をしなくても、「参拝のあかしとして御朱印を頂ける」と、変化してきました。
◆なぜお寺と神社の両方に御朱印があるのでしょうか?
古来の日本には、自然の中にも神様が、朝廷にも神様が、いたる所に神様がいるとして八百万の神と言われていた神道がありました。その後、外国からやってきた仏教が盛んになってお寺が建てられて信仰のひとつになりました。それぞれが神仏習合令に習って、ひとつになったのが奈良時代で、寺院に神社が併設されたりしていました。
江戸時代後期になると、外来の仏教は国教にはふさわしくないと復古神道が騒がれて、明治元年に神仏分離令が出されます、しかし結局、明治5年には人々の反対により神仏分離令を停止しました。しかし、元々の発想や考えに違いもあり、参拝方法なども違っていたため、そのときから双方に御朱印が残り、独自の御朱印に発展し、現在の形になったということです。
◆御朱印は、お寺や、神社に参拝した証として残ります。
※礼儀として、御朱印帳はお寺と神社で分けてください。お寺はお寺用(お寺で購入)の、神社は神社用(神社で購入)した御朱印帳に御朱印をいただくようにしてください。
◆お寺と神社、どっちにお参りに行けばいいの?
お寺は、仏陀(ブッダ=お釈迦様)がさとりを開き、仏教として伝来し、日本に根付きました。自身のご先祖様が眠るお墓があるお寺を菩提寺と言ったりします。
神社は、日本古来の神様が至ところに宿っていて、そのため八百万の神などと呼ばれています。その神々を祀る祠として神社が存在します。
お願い事に相応しい神様にお祈りするのであれば、お願い事に見あった神が祀られている神社へ行きましょう。ご先祖様を敬い、近況報告や家内安全などをお願いしに行くのであれば、ご先祖様が眠る菩提寺に参拝するのが本来の姿かもしれません。現代では観光としてお寺巡りや神社巡りをするので、参拝記念として良い思い出になります。
最近では、カラフルでかわいらしい御朱印や御朱印帳。平成から令和のような、その時にしか貰えない貴重な御朱印、四季や月毎に違う御朱印もあります。そのため、その御朱印欲しさに、遠くまで出向き、並んで御朱印を貰うのです。
◆介護タクシーで廻ってみてはいかがですか?
そこで、車イスで参拝できる神社を紹介します。少し手助けが必要になる場所がありますが、比較的、車で拝殿のそばまで行くことができます。
介護タクシーの料金は、6時~18時の間
初乗運賃(30分まで) 3,300円(税込み)
30分以降の乗車運賃(30分毎) 3,300円(税込み)
待機料金(30分毎) 1,650円(税込み)
※料金は出発地から目的地までの時間を30分刻みの金額加算です。(距離は関係ありません)
※時間外として18時~22時:25%増、22時~翌6時:30%増になります。
※高速道路代金は実費を請求させていただきます。
※最大、車椅イス2台+同乗者5名の7名様までご乗車できます。
※車イス1台のときは、多くの荷物を一緒に運ぶこともできます。
神社名(紹介ページ) |
住 所 |
後祭神 |
御朱印 |
調神社
|
埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25 | 天照大御神(アマテラスオオミカミ) 豊宇気姫命(トヨウケヒメノミコト) 素盞嗚尊(スサノオノミコト) |
|
「つきのみやさま」の愛称で親しまれ、月と同じ読みから、月神の使いである兎が守り神になりました。兎があちこちに使われ、特に御朱印帳が可愛いと御朱印女子の間でも話題のパワースポットです。 | |||
氷川神社(一の宮)
|
さいたま市大宮区高鼻町
1-407 |
須佐之男命(スサノオノミコト) 稲田姫命(イナダヒメノミコト) 大己貴命(オオナムチノミコト) |
|
武蔵一宮氷川神社は、荒川流域にある約200の氷川神社の総本社。 およそ2400年前に創建され、“大いなる宮居”から”大宮”の地名となった。近くを流れる荒ぶる川(荒川)を、出雲を流れる「斐伊川(ひいかわ)」に見立て「氷川」と名づけられた。 |
|||
和楽備神社
|
埼玉県蕨市中央4丁目20 | 誉田別尊(ホンダワケノミコト) | |
和樂備神社(わらびじんじゃ)は埼玉県蕨市にある神社である。新字体を用いて和楽備神社と表記されることが多い。蕨市の総鎮守として崇敬される。 | |||
川口神社 | 埼玉県川口市金山町6-15 | 素盞鳴命(スサノオノミコト)
菅原道真公(スガワラミチザネコウ) 宇迦之御魂命(ウガノミタマノミコト) 金山彦命(カナヤマヒコノミコト) |
|
明治六年に、町内の天神社、稲荷社、金山社を合祀して「川口神社」と改め、昭和の市制施行に伴い川口市の総鎮守となった。 |