更新日 2020年8月3日
戸田市内の病院にいるご家族の方から急な介護タクシーのご依頼を頂きました。
「祖母がベッドで横になっている状態でいるのですが、施設まで車イスに乗せて戻りたい」
といった電話でした。
詳しく状況を聞く必要があると思い伺うと、
「自力では動けないので、横になっている」
「車イスを用意して欲しい」
ストレッチャーの方が良いのではと思い、看護士さんに車イスで大丈夫かどうか確認をしてもらうようにお願いしました。
すると「車イスで大丈夫です」の返事。
更に、「病院側では介助が出来ないので、介助する人が必要です」との事。
介助料金が1200円と、介護タクシー初乗30分までの運賃3,000円と消費税を合わせて
4,620円であることを伝えて、了承を得ました。
急な依頼であったため、協力会社に配車のお願いをして、介護の資格を持つ当社社員を同乗させ、病院に向かいました。
救急口のそばの処置室にいらっしゃることが分かり、入って行くと、四肢全てが不自由な状態で、特に右腕は三角巾を当てていました。
ベッドに横になった状態から、ベッドの縁に腰掛けるように起こし、車イスへ移乗を行い、介護タクシーにご家族の2名様も乗って頂いて、施設まで15分ほどで無事に到着しました。
介助を行った当社社員は、突然のご指名で戸惑いもありましたが、滞りなく終えることが出来ました。
それでも、
「あの時○○してあげられたら良かったのに」
「○○が出来ていなかった」
「次の機会ではもっと良い介助が出来る」との思いを募らせていました。
このように、介助を必要する場合もありますので、受付時にはご利用者様のご容態の確認をさせていただくなどの、対応確認をさせていただいております。
介護タクシーは、車イスでの生活を余儀なくされている方や、寝たきりでストレッチャーで移動する方が対象で、そのご家族やご友人などをご一緒に乗せて目的地までお送りするタクシーになります。車イスやストレッチャーを利用しない場合には、ご利用することが出来ませんのでご注意ください。